入浴設備が新しくなりました

開設以来使用してきた「特殊浴槽・臥床浴機器」の故障が度重なり、その修理に要する期間、お客様に入浴サービスがご提供出来ないことがありました。

代替えとして、リフト浴、個浴を使用する場合もありましたが、それらを使用しても安心、安全に入浴が出来る状況でないお客様もいらっしゃいました。

故障する、修理する、その期間入浴が止まる、機器を変更して入浴しなければならない、他の方法での入浴が出来ない方の入浴支援が停止する、という連鎖を断つために「入浴機器」の入れ替えは必須だと考えました。

そこで、「 公益社団法人JKA 補助事業 福祉機器の整備 」で設備購入及び設置をさせて頂きました。

その入浴機器は、ドーム型のフルフラットタイプの臥床浴です。

頭部挙上の難しい場合も、血圧の乱高下などの身体的負担も、支援させて頂く職員の業務負担も軽減出来るものを・・・と選んだ機器です。

実際に、ショールームで介護リーダー達が入浴し、比べ、選定した機器であり、搬入設置後は、職員への説明会時に何人もの職員が“体験入浴”を行い、扱い方だけでなく、自分たちが使ってみた感想を含め、メリットデメリットを確認し合い、より良い入浴方法を探り、お客様へサービス提供を開始致しました。

お客様からは、「寝ちゃいそうになるよ」「ずっとお湯でマッサージされてるみたい」や「疲れない」「ボッーとしないよ」などの感想を頂いております。

職員からは、「入浴介助が楽になった」という意見が一番多く、腰が楽、少ない人数でも入浴介助が出来るという意見も出ています。

お客様、職員、どちらにも安心して、安全で、「負担が少ない」ことが、機器選定の一番大きな条件でもあり、それを叶える事が出来たのではないかと思います。

清潔の保持、浸透圧による身体への影響など色々な入浴がもたらす良循環はありますが、やはり 「 あっーー 気持ちいいなぁ 」の一言が、入浴効果を表す最大の賛辞ではないかと思っております。

今後も、体調、現病などにより入浴制限などがあり、シャワー浴しかしていない、清拭が主な心身清潔の方法であるというお客様でも、ご入居頂いたあとは、ご自身にあった入浴の提供を行うにあたり、この入浴機器が一役買ってくれるものと考えます。

職員へもたらす影響も、業務負担の軽減が最大限効果をもたらしてくれるものと思っています。

業務負担軽減により、再雇用制度のより一層の利用、介護職員不足への備え、身体負担を理由とした離職、介護職は大変、疲れるといった印象を持っている、新しい人材へのアピールにもなりえると考えています。

たかが、入浴設備。

そうかもしれません。

しかし、今回の整備が、お客様にも、職員にも、当初考えていたよりも、良い効果をもたらしてくれています。

導入機器  ( 特別養護老人ホーム内に特殊浴室設置 )

 PAOシャワードーム洗髪機能付き 

 高さ調節付きストレッチャー(フルフラットタイプ)

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